新潟の文化、世界へ。『新潟発R』のサイトが多言語対応でリニューアル

株式会社FARM8(新潟県長岡市/代表取締役 樺沢敦)は、新潟の文化を伝えるメディア『新潟発R』などを発刊する株式会社ニール(新潟県新潟市)をグループ企業として迎え入れました。 その一環として『新潟発R』のサイトをリニューアルし、9か国語の多言語に対応。これからは国内だけでなく、世界への発信も強化していきます。

http://n-hatsu-r.com/

新潟の食・酒文化といえば、雑誌『新潟発R』

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20年にわたり、新潟の多彩な魅力を伝え続けてきた地域密着型の保存版観光誌『新潟発』。約10年の休刊期間を経て、2016年9月、接頭語「re」の頭文字「R」を冠して『新潟発R』として再スタートを切りました。 

コンセプトは〈深く、濃く、美しく 新潟を伝える保存版観光誌〉。広告を掲載せず、1号ごとにテーマを深く掘り下げ、“いつ読んでも読み応えのある、捨てられない雑誌”として多くの読者から愛され続けてきました。しかし、人々の情報取得の手段が雑誌からWeb、さらにはSNSへと大きく変わった中、2023年春の21号『入門酒』を最後に『新潟発R』の発刊は一旦休止となってしまいました。

新潟の文化を世界へ発信。『新潟発R』の新しい挑戦

雑誌の発刊は休止となりましたが、長年にわたる取材で蓄積されたデータは豊富にあります。そして、1テーマずつ深く掘り下げて新潟の文化を綴った情報の深さは計り知れません。これらの情報を必要とする人々、興味を持っている方々へしっかりと届けるため、今後はオンラインでの発信を強化していく予定です。

Webサイト▶︎ http://n-hatsu-r.com/

現在、海外で日本の食文化への関心は急上昇しています。世界的なヘルシーブームの影響で、低カロリーの日本食や、独自の醸造技術を持つ日本酒、酒粕が評価されています。これらの情報を豊富に持つ『新潟発R』の記事を英語、中国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、インドネシア語、韓国語の9ヶ国語に翻訳し、一部を有料記事として提供します。

実際、テストで熱燗について書いた記事を載せたところ、フランス語での検索が多いことに気づきました。世界では日本酒について調べようと思っても適切な情報に辿り着けていないという事実と直面することになったのです。こうした需要に応えようと、今後は日本を飛び越え、世界へと新潟の文化を発信していきます。

9ヶ国語の翻訳を可能にしたサービス「GOKU LINK」

『新潟発R』が9ヶ国語の翻訳に使用したサービスは、AI翻訳技術を活用したGOKU LINK。AIを駆使した先進の翻訳技術で、日本語で書かれた記事を9ヶ国語に翻訳し、インターネット上に公開するシステムを提供しています。文章だけでなく、タグやキーワードも自動で翻訳されるため、基本的なSEO対策も可能です。専門的な知識がなくても、見出しや段落、画像の挿入などが直感的に行えます。

このシステムの導入により、『新潟発R』の多言語翻訳が実現しました。これが新潟の文化を世界中に伝える大きなきっかけとなっています。

グローバルへの発信と、ローカルでのコミュニティ

新潟の文化を世界へ発信する一方で、ローカルでの活動も継続的に行っていきます。株式会社ニールが運営する「本間文庫にいがた食の図書館」との連携を深め、これまでの記事内容を活用して新潟の地域活性化や観光促進のためのイベントも企画しています。

■会社情報

株式会社FARM8
新潟県長岡市来迎寺前田3662
https:farm8.jp

株式会社ニール
新潟県新潟市西区新中浜6番地3-11

http://n-hatsu-r.com/