「Plug and Play Japan Summit summer/fall 2023 Batch」に株式会社FARM8が日本酒サブスクリプションによる小さく個性的な地方日本酒蔵の多様性と新しい可能性について登壇

株式会社FARM8(本社:新潟県長岡市/代表取締役 樺沢敦)は、2023年9月14日〜15日に虎ノ門ヒルズフォーラム(東京都港区)で行われた「Plug and Play Japan Summit summer/fall 2023 Batch」のスタートアップピッチに代表の樺沢敦が登壇しました。

私たちのピッチのテーマは「日本酒の未来」です。

私たちは、日本全国に散らばった小さく個性的な酒蔵とネットワークをつくり、日本酒初心者でも導入しやすいパウチ日本酒の飲み比べができるサブスクリプションサービス「SAKEPOST」を展開しています。

・日本国内向け日本酒サブスクリプションサイト

・日本国外(シンガポールと香港)向け日本酒サブスクリプションサイト

FARM8代表の樺沢は、自身でも酒蔵の社長もしている蔵元です。

その酒蔵は、毎年冬には3メートル以上の雪に覆われ、日本でも最も雪深い地域の一つと言われる新潟県津南町の山奥にある酒蔵です。

小さな酒蔵の苦労を感じながら、ブランディングで棚の取り合いをしていても酒蔵に明るい未来はないと感じ、多くの酒蔵と100年後も酒を作っている社会を目指して、このSAKEPOSTというサービスを開発しました。

SAKEPOSTは100mlずつパウチに入った日本酒が3銘柄ずつ、毎月自宅の郵便受けに届く定期便サービスです。

パッケージには銘柄が書いておらず、裏面の二次元コードをスマホで読み込むことで、酒蔵や銘柄の情報、さらには飲んだユーザー同士が感想をシェアしたり酒蔵に直接感想のメッセージを投げて返事をもらったりできるサービスです。

瓶ではないパッケージのメリットとして、海外輸送がより多くの酒を積み出荷することができるのと、破損するリスクが大幅に減るため、輸送コストの削減が可能となります。

日本酒定期便「SAKEPOST」

また、銘柄情報を全てインターネットサイトに誘導してみてもらうことで、ユーザー同士のコミュニティや酒蔵との双方向コミュニケーション、さらには多言語対応も可能にすることで、ファンとの交流やストーリーや酒造りの背景をユーザーに伝えることが可能となります。

ピッチ会場では多くの投資家やVenture Capital、事業会社の方々が私たちのブースを訪れ、知られていなかった日本酒の課題や可能性についてディスカッションすることができました。

Plug and Play JAPANが主催するアクセラレーションプログラムにFARM8が参加するのは2019年以来2回目となりますが、世界に日本酒のファンを増やすための活動を続ける中で、このようなピッチの機会をいただき感謝しています。