100%植物性ジェラート。
フローズンヨーグルトみたいに爽やか&しっかり濃厚。
なんて、カッコいい事言ってますが、実はこれは後から気づいたこと。
私たちの作る、乳酸菌発酵酒粕から作るジェラートはどんな風に生まれたのか。
酒造りのあるところ、根強く残る「酒粕の処理問題」。
「いや、結構酒粕は引く手あまただよ。」とおっしゃる方もいますが、
それはおそらく一部のお話。
実際には二束三文で引き取ってもらうか、産業廃棄物として処理するしかないという問題をお持ちの蔵もまだあるのです。
実は今も酒粕をつまみながら、地元の日本酒(今日は今年の新酒w)を片手にブログ書いているのですが、
酒粕をつまみにするって「新潟らしくていいなぁ。」と一人で沸いていたりします。(余談w)
実際問題、「酒粕が苦手」な人が多いわけですが、
きっとそれは本来のおいしさを知らないだけなのでは?と思っています。
絞りたての酒粕、フレッシュな酒粕の美味しさってすごいですよ。
クリーミーな、洋酒を含んだチーズのような、(?表現合ってるかどうか)…上品な香りが、濃いわけではなく、ほんのり奥に香る感じで、口当たりは滑らか、ねっとりと濃厚なクリームチーズのよう。
あぁ。。面倒臭いこと言ってるな。
要するにとっても上品な味と香りってことなのです。
スーパーでよく見かける「酒粕」は、結構茶色くなっちゃっていることも多くて、あれはあれで楽しみ方があると思いますが、恐らくその熟成しすぎた風味が苦手で「嫌い」になっているのでは?と思うとちょっと悲しいのです。
世界初!?酒粕が主原料の発酵ジェラート。
酒粕ジェラートなるものは、おそらく色々あるのではないかと思います。
でも、主原料が酒粕で、100%植物性というのはHacco to go!のジェラートだけなのではないかなぁ・・・。
牛乳アレルギーでアイスクリームが食べられないというお子様をお持ちの方が、
「うちの子が、初めてかき氷じゃない、クリーミーなアイスを食べられた!美味しいって喜んでくれた!」
と、後日お聞きした時は、本当に心の底から「作ってよかった・・・!」と、感動したのを今でも覚えています。
私の手元に届いた「乳酸菌発酵酒かす」。
あまりの酸味の強さに、商品開発がちょっと進みづらくて・・・というご相談でした。
酸味は人間の培った感覚で「警告」をイメージさせる味。
酸っぱいもの=腐敗している
ということが多かったため。
だけど、酸味は5味の中でもお料理に対して、かなり優位的に働いてくれる味覚。
塩分を抑えてくれたり、爽快感を与えてくれたり、味にキレを出してくれたりします。
「そう言うものだ。」と思って、一度肯定する。
酸っぱいからダメ、なんじゃなくて。酸っぱいからいい!という事を探してあげる。
乳酸の酸味と風味はまるでヨーグルト。だから、フローズンヨーグルトのようなジェラートが出来るはず!!
そうして生まれたのが、「乳酸菌発酵酒粕」と言う醸し素材からできた、100%植物性の発酵ジェラートでした。
「出来た!!」が先で、
「100%植物性だ!!」と気づいたのは、後でした😅
酒粕ジェラートにハマる!
乳酸菌で発酵させた酒粕が主原料。それに甜菜糖と無調整豆乳だけ。
とにかくシンプルなのですね。
実はこのジェラート、日本酒に溶かすと信じられないくらい美味しいカクテルに!(これはまた詳しく書きますね!)
長岡店では、これを毎日食べに来てくださるお客様がいます。すっかりハマったそうです…ウレシカ。。
隔週で20個ずつ買うお客様もいらっしゃいます。
年末の贈り物にされる方、クリスマス用に購入される方、きっと身体を想って選択してくださるのだろうなぁ。。。
お客様がどんな風に、誰と食べているのかなぁと考えると、嬉しくなります。
そして、是非、外国からのお客様にも食べていただきたいです。
日本の発酵素材から生まれたジェラートなんて、日本でしか食べられませんから、これを機会に酒を知って、酒粕を知って、日本の食文化に触れてもらえたら素敵だなと✨
オリンピックまでに、日本の各地で酒粕のジェラートやドリンクが飲めるように出来たらなぁ〜。。。と、妄想が止まりませんw
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