おひさしぶりです。

担当代わりまして、本社の株式会社FARM8勤務、Hacco to go!の開発責任者をやっております、石橋です。

色々と発酵食品がある中で「なんで酒粕?」
って、思う方も多いでしょうね。
甘酒がブームになりましたが、麹の方が好きという方もいたり、酒粕はアルコールが含まれているから朝は飲めないし、子供も無理、とか。
そもそも「酒粕が苦手。」とはじめからシャッター下しちゃう人もいたりします。

苦手な方の理由としては、

①匂い
②味
③見た目

といったところでしょうか・・・。

”これらを解消し、日常食にしたい。”

私たちの取り組みは、みんなの食卓に当たり前のように酒粕が登場できるようにすることで、問題となっている「酒粕の廃棄処分」をゼロにしたいというものです。

私たちのHacco to go!は店名ですが、プロジェクト名でもあるのです。

私達の暮らす雪国新潟

もうじき、こんな景色が広がる雪国新潟。
シーンと静まり返る、雪に埋もれた世界。
家の窓を開けると、早朝田んぼの向こうに見える酒蔵から、
米を蒸かす湯気が上がっているのが見えます。

新潟県で一番酒蔵の多い長岡市(町に16蔵あります)は、酒蔵に務めるご近所さんも多く、出入りの業者さんも割と身近。
「今年はなじら?」(「なじら」は「どうだ?」「様子は?」といった感じ)
今年採れた米の詳細や日本酒の出来栄えを語ったりするのが、まるで新潟で酒造りに関わる大人のステータスのようになっています。
大人の飲み物、オヤジの飲み物というイメージの強かった日本酒ですが、最近では若い女性もその魅力に気づいてくれる人が多くなり、日本酒の町で育った私たちとしては本当に嬉しいこと。

酒粕の意外な問題点

身近だから分かることですが、酒蔵から相談されるのは「酒粕の処理問題」。
製造内部の人に酒粕について尋ねても「全部売れてます」とか「使い切れています」といって、廃棄していることが後ろめたいのか詳細を語ってくれません。
ですが、実際には毎日何トンも出てくる酒粕の置き場や処理に困っているのは、現実問題で存在しています。

酒蔵の声にこたえたくて

地元酒蔵の「酒粕を何とかしてほしい。」

その声にこたえたくて、開発を始めたのが3年ほど前。
パンに塗るスプレッドから始まり、ジェラート、そしてシェイクのスタンド。
外用ではなくて、ちゃんと食べきる、手を合わせてご馳走様を言える商品が作りたいと思っているのです。

3年前から始まった、酒粕の商品開発。
その中で分かったこと、美味しく食べるポイントなどをこれからnoteに綴っていこうと思います。

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Hacco to go! HP http://haccotogo.com/
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