普段から、入手困難なお蔵さんの酒粕を扱わせていただく事が多く、
その時々で味わいが変わったり、扱い方が変わったり、生き物のような酒粕。

レシピ」にするのはちょっと難しい食材ですが、
自分の好き!に合わせて調整することができるので、仲良くなれたら面白い食材だと思います。

実は、酒粕の特徴や扱い方について表を作成しようと準備中。

一定の条件を提示して、そこから特徴を割り出し、
どんな料理に向いているのかを分かり易くまとめられたら、と思っています。

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お蔵さんの数は全国に約1500。そこからたくさんの銘柄のお酒が生まれていますから、
酒粕の味わいが違うのは当然のことですね。

日本酒にソムリエがいるなら、酒粕にもソムリエがいてもいいのかも知れませんが。・・・
なんか、それ、ソムリエとか作っちゃったら、かえってつまんなくなっちゃうかなぁ。。。(笑)

酒粕を美味しく、楽しく食べて、健康になってハッピー!!
そして廃棄ゼロという、地球と人にやさしい、ゼロエミッションが叶うわけです。

それで十分ですかね(笑)

さて、そんな酒粕ですが、どうやって生まれるのかご覧になったことありますか。

今日は板粕をご紹介。そこで登場するのがヤブタ。ヤブタって知ってますか?

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これがヤブタです。ここにもろみを入れてアコーディオンカーテンのような装置で押しつぶしていきます。

日本酒絞りたて

これが、搾りたての日本酒。・・・たまりません。。。

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このヤブタのカーテン一枚一枚に、板状になった粕がくっついているので、手作業で剥がしていきます。

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剥がす前は、最中のようにみえます。

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うまれたての酒粕。・・・・・いい香りです( *´艸`)

 

これを袋詰めして販売したり、漬物屋さんに送ったり、さらに小さくちぎって「粕取り焼酎」に使ったりします。

粕取り焼酎とは、この粕に残ったアルコールを大きな電子レンジのような機械を使って、アルコールを蒸留したものです。

ここで残った粕は、もっと水分やアルコールが抜けているのでぽろぽろです。肥料や飼料に使ったりします。

 

いかがでしたか。板粕の生まれる瞬間。

隣ではちょろちょろと、搾りたての日本酒が香り、搾りたての粕からは芳醇な香り。酒アロマが充満した、この瞬間が大好きです。

さて、今日はどんな粕料理をしようかな・・・。

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